オリンピック委員会のスポーツ栄養コース?②

IOC Diploma in Sports Nutritionのご紹介第2弾。

2年間のコースの流れについてです。


IOC Diploma in Sports Nutritionのウェブページの"Course Structure"( https://sportsoracle.com/Nutrition/Course+Structure/ )にある通り、

1年目はスポーツ栄養の基礎として

・栄養素や食品群の役割

・試合前、試合中、試合後などシチュエーションごとの基本

2年目は応用として

・競技特性に応じた栄養の活用

・競技者、競技環境などに応じた栄養の活用

などについて学びます。


教科書は、私が2017年に受講を始める前にはウェブサイトに明記されていたと思うのですが、

今は記載がないみたいですので、変更があってるのかもしれませんね。

参考まで、私の時は1年目が、

・Burke and Deakin (eds) Clinical Sports Nutrition, 5th ed. McGraw Hill: Sydney

・Maughan and Gleeson (2010) The Biochemical Basis of Sports Performance, 2nd ed. Oxford University Press

2年目が、

・Burke (2007) Practical Sports Nutrition, Human Kinetics

の電子書籍でした。(教科書代は授業料に込みでした)

もちろん、教科書で完結するわけでは全然なくて、古いながら意義深い文献や最新の文献のリストがいーっぱいついてきますけどね!


ウェブサイトの情報では、1月から授業開始となっていますが、

私の時は、前回の記事のとおり申し込みがぎりぎりだったこともあり、

1月に入ってから授業料を振り込んだり、コースのハンドブックを受け取って熟読したり、

電子書籍のダウンロードをしたりして、準備期間な感じでした。


ここで入金に関して。

私は1年目はインターネットバンキングで国際送金ができるオーストラリアの口座から支払ったので楽ちんでしたが、2年目は日本の地方銀行から振り込もうとしたら、ネットバンキングで国際送金ができず、窓口で時間も手数料もたいそうかかってしまい、1回払いのように割引はないものの、Paypalでの分割払いの方がむしろ良かったかも、と思うくらいでした。

銀行によってはご注意ください!

ちなみに、私はオーストラリアのスポーツ栄養士会( https://www.sportsdietitians.com.au/ )のAssociate Memberなので、授業料10%OFFでした!

今オーストラリアドルが下がっていますし、ニュースレターやウェブセミナーが見られるのでこちらの入会もオススメです。2019.9月時点で、日本スポーツ栄養学会とIOC Diplomaにこういった提携はないようです…残念。


授業は2月から本格的に始まり、毎月1つのテーマ(モジュール)に関してレクチャーと自己学習で学ぶというリズムで10月まで進み、その間3月、5月、7月、9月末に課題の提出があります。

9月末の課題が一番ビッグで、2月~9月にかけて取り組む感じです。

そして、11月上旬には24時間のテスト!

12月~1月は実質お休みです。


1年目、2年目ともパスすれば、翌年春にスイスのローザンヌ、IOCミュージアムで無事卒業式です!(場所は変更があるかもしれません…)


モジュールや課題、テストに関しては、次回以降…お楽しみに!

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