オリンピック委員会のスポーツ栄養コース?⑤
オリンピック委員会のスポーツ栄養コース?⑤
今日は、恐怖の24時間耐久!! 学年末試験についてご紹介します。
これまで
① IOC Diplomaの概要
② 2年間のコースの流れ
③ オンラインコースの授業の進み方・ついて行き方
④ 年に4回ずつあるAssignmentについて
と続けて書いてきましたが、今回でいったん最終回です。
24時間?
まずそこが引っかかるかと思いますが…
文字通り24時間。
GMT (Greenwich Mean Time) 12:00 つまり日本時間のPM9時にスタートし、
24時間以内に提出します。
最初は、あーなるほど、世界中に生徒がいるから、不平等にならないようにね。
と思っていましたが、ちょうど受講を始めた年の夏のスポーツ栄養学会で、
IOC Diplomaを受講されたという先生に初めて出会い、
テスト大変よ!職場に泊まり込んで徹夜でやったよ!がんばれ!
というお言葉をいただき、これはやばそう、と思い始めました。
一年目はシフト制の職場で働いていたので、テスト開始日、提出日、その次の日と三連休。
開始前にしっかり昼寝をして夕ご飯もお風呂も済ませ万全に備えられるようにと、
提出した次の日、一日中寝られるように、笑。
開始時間と同時に問題をダウンロード。
問題を読み込むだけで青くなっちゃうような問題もありました…。
設問は大きくは5問程度。
問題は公開できませんが、一つ言えるのは、
日本のテストみたいに、記憶力で解決できるというか太刀打ちできるようなものはありません。
なにか一つのことを言うにしても、必ずその根拠となる文献をつける。
求められるのは記憶力ではなくて、
研究はなんと言っているか。それを受けてあなたがどう判断するか。
だからもちろん試験中も教科書や文献、インターネットにアクセスOKです。
なので、論文の検索システムやプリンターなどの揃ったところでの受験が必要です。
問題を読み込んだら、資料集め。
今までに授業や課題で読みためた文献、PubMedやGoogle scholarをフル稼働で、
設問ごとに文献を集めまくり、読み込んで使えそうなもの、使えそうな部分を絞ったら、
もうAM4時。
頭もパンク状態なので二時間仮眠して、起きたら朝ご飯でリフレッシュして、
さて、ようやく回答開始!
一年目はPM7時くらいには書き終わり、夕ご飯でリフレッシュしてから、
もう一度読み直して提出できましたが、
二年目はPM9時ぎりぎりで、英語の文法チェックもままならないまま提出でした。
つまり所要時間、
一年目:20時間
二年目:22時間…
もちろん、人によっては二ケタいかない時間内に仕上げられるのかも知れないですが。
ご参考まで!
試験対策としては、
・普段から読んだ文献の要点を整理して、ジャンルごとにまとめておくこと
・パソコンやプリンターを万全にしておくこと
(私は2年目パソコンが止まりまくって泣きそうでした…)
・体調管理!
ですかね。
終わって眠りにつく時が、一番の幸せ。
無事に2年ともパスできれば、卒業セレモニーへの招待状が届きます。
挑戦者に幸あれ!
5回シリーズのブログに書いたこと以外でも、IOC Diplomaコースについてもっと知りたい方は、私にできる範囲でお役にたてればと思うので、HPのお問合せなりお気軽にご連絡ください。
日本でも仲間が増えることを期待しています!
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