祝1周年!スポーツ栄養相談所

令和の始まりとともに、「スポーツ栄養相談所 CÓMO COME(コモコメ)」プロジェクトの始動を宣言して一年。


慣れないことの連続で、うまくいかないことも、悔しいことも、思いがけないこともたくさんありましたが、生まれて初めて、「もっと時間が欲しい!」と思えるくらい、充実した時間を過ごすことができました。


といいつつ、まだまだ「これ一本で生活していけます!」というレベルでは到底ないのですが、自分の好きなこと、やりたいことに関して、細々ながら社会の中でアイデンティティを確立するということはモチベーションになります。


また、自分には縁のない話、と思っていたこと(起業、HP作成、ブログ、セミナー、リーダーシップなどなど、このプロジェクトに必要なことほぼ全て!)だって、やってみれば、そうと決めて取り組んでみればなんとかなるもんだ、と実感します。


自分なりの働き方や、情報発信がしたい!と考えている方の参考になるか?…は分かりませんが、スポーツ栄養相談所 CÓMO COME プロジェクトの歩みを振り返ってみたいと思います。


準備期間

2018. 3月  Instagram にて、Post-exercise snack ideaの投稿を開始。


2018. 5月  多職種交流会にて、栄養の小話のお仕事をいただいたのを機に、CÓMO COMEのプロジェクト名、「オーダーメイドの戦闘食を。」というフレーズ、それを入れた名刺を作成(しかし、交流会の一日前に届くように名刺をオーダーしたつもりが、最終オーダー確認を押した瞬間に日付をまたいでしまい、結局当日に間に合わないという失態…笑)。つまり、正式には、二周年?


2018. 10月  IOC Diploma が後は卒業試験を残すのみ!となり、「オーダーメイドの戦闘食を。」をサービスとして、仕事として実際に提供するにはどうすればいいの?というイメージを掴みに、自治体×商工会の起業セミナーに参加。


2019. 1月  IOC Diploma を無事終了し、時間にも精神的にも余裕ができたので、何か新しいことを!ということで、Instagram でミニコラムを開始。これ以降、だいたい?週に一度はアウトプットをしている…つもり。(毎週金曜日、と言いたいところだけど、今回もズレている…)


プロジェクト始動!

2019. 5月  年号も変わるのでちょうど新しい一歩に!コモコメプロジェクトのサービス、正式なスタートを宣言。…といいつつ、実質はFacebookページを作ってみたというだけで、ご縁のあったチームのサポートで試しながら、実際サービスに使うツールを作り始める。


2019. 6月  事業のチラシを作ったり、お手紙を出したり、コラボ事業を進めたり…。慣れないマーケティングをしてみようとする。


2019. 7月  ホームページがあったほうがいい!とのアドバイスをいただいて、作成してみる。ホームページを持ってる人も、ブログを書く人も、遠い世界の人だと思っていたけれども…こんな機械音痴でもどうにか使える無料ツールがそろっている現代ってすばらしい!(といいつつ、「1時間でホームページが作成できる!」のはずが、最初の形を整えるだけで7-8時間…。)だんだん長くなっていた Instagram のコラムを、HPのブログへ移行。


2019. 8月  スポーツ栄養学会での発表準備に没頭。論文と言えるものではないけれど、せっかく IOC Diploma の最終課題で取り組んでまとめたので、日本のスポーツ栄養士にもぜひ、海外の文献を読んだらこんなことがわかるというのを知ってほしいと思い、「思いついたらなんでもやってみよう!」とトライしてみたもの。一見、コモコメプロジェクトとは関係なかったのだけれど、この発表や学会での出会いがその後の展開につながったのかな、と思うと頑張って熊本から東京まで出張った甲斐があった!


2019. 9月  試行錯誤して仕上げたチラシがようやく刷り上がり、営業回りを始めたまさにその週になんと!まさかの!マムシに噛まれて入院…。仕方がないので、読もうと思って保存はしておいたけれども、バタバタして読む時間が取れずに溜まってしまっていた文献たちを、快適な病室のベッドの上で読みましょう…と思ったところで、ふと。「現場のスポーツ栄養士って、論文を読む時間も、それ以前に最新の文献を読み込む英語力も、その文献を見つける術も持たない人が多いんじゃないだろうか…新しいガイドラインが出たことも知らないまま、いつのかわからない、文献リストもほとんどないようなスポーツ栄養の教科書片手に試行錯誤しているんじゃないか…?」という発想が生まれ、一気に「スポーツ栄養士の図書館」構想へ。


2019. 10月  あっという間に、Athlete Food Connection ( https://www.athletefoodconnection.com/ ) と共同管理の Facebook group「スポーツ栄養士の図書館」がオープン!小さな世界かもしれないけれど、私の発信の中ではダントツに「バズった」もの。先の学会で出会ったスポーツ栄養士仲間や、面識はないけれども学会発表が気になっていたという方等々、予想外に多くの方から共感をいただいて、グループはぐんぐん成長。


2019. 11月  アスリートに直接栄養サポートを行うサービスから、学術面でスポーツ栄養士の底上げを図るサービスへじわっと重心移動。スポーツ栄養士の図書館のコンテンツ作りに没頭。


2019. 12月  栄養スタッフとしてではないものの、地元熊本で開催された女子ハンドボール世界選手権をお手伝い。食事提供を含む連絡・調整を担いながら、ハラルやグルテンフリーなど、国際大会では特に重要となる食事面でのニーズへの対応の必要性や、チーム帯同スタッフの勉強時間の確保の難しさを改めて痛感。


2020. 1月~  学術面を重視したセミナーのお仕事が入り始める。


2020. 2月  「スポーツ栄養士の図書館」が、オリンピックでのメニュー監修等も担っている国際的なスポーツ栄養士組織 Professionals in Nutrition for Exercise and Sport (PINES: https://pinesnutrition.org/ ) で紹介される。


2020. 3月~  note アカウント( https://note.com/sentousyoku )の運用開始。栄養管理・サポートのためのツールの販売。


2020. 5月~  コロナの影響で激増したオンラインミーティングの流れに乗り、スポーツ栄養士の図書館でも、「図書館カフェ」を開催。メンバーとのリアルタイムの交流から、図書館に新たな動き⁉


順調!と言えるわけではないし、コモコメプロジェクトを始めた当初の理想通りでも全然ないし、前進しているのか滞っているのか自信がないときも多いのですが…がっつり思いっきりアスリートサポートをしています!というわけではないものの、スポーツ栄養コミュニティへの学術情報の提供という形で、スポーツ栄養士仲間を通じてよりたくさんのアスリートに、最新の栄養戦略にトライするチャンスを提供できたというのは、このプロジェクトを始めてみた収穫なのかな、と思っています。


私は常に変化が大好きで、新しい環境にわくわくして、逆に「当たり前の日常」を毎日もくもくと過ごすと腐って溶けるんじゃないかと思ってしまうタイプなので、きっとこのコモコメプロジェクトの在り方も、2年目もどんどん変化していくのだと思います。


CÓMO COMEとは、スペイン語で食べ方。

必要な栄養が型にはまらないバラエティ豊かな選択肢で達成できるのと同様、スポーツ栄養相談所 コモコメも、変幻自在なスタイルで”栄養”を提供できるプロジェクトでありたいです。


二年目のコモコメも、どうぞよろしくお願いします!

【2023.8 サービス終了】スポーツ栄養相談所 CÓMO COME

あなたをあなたの理想のアスリートに近づける、”オーダーメイドの戦闘食”に着替えましょう。 CÓMO COMEでは一人ひとりのアスリートに合った食習慣を見直す過程を服作りのように捉え、 丁寧に採寸、型紙作成、仕立てと着こなしのお手伝いをいたします。

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